満足度★★
コメディーで必要なのは頭脳即ち考える力
好き放題をやろう、というプログラムの割に行儀が良過ぎる。表現する者は、基本的にハミダシている者だから、目つきが悪かったり、反社会的であったりが当たり前。若い内から、人生の総てを秤にかけ終わったようなイメージで片付けようとするのは、チト違うだろう。行儀が良くても、この植民地、日本で認められる立場というものがある。以下に例を挙げておく。
そのように良い子を装うだけの自分に、ホントに嫌気がさしているなら、棘で武装すべきである。三島 由紀夫の近代能楽集「弱法師」に登場する俊徳とか「邯鄲」に登場する次郎のような高等不良を越える位の勢いが欲しいのだ。残念ながら、まだまだである。