核の信託 公演情報 ぷろじぇくと☆ぷらねっと「核の信託」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    プレ公演観てきました
    本公演を観る前に、
    ムーブ町屋にて行われた、リーディング形式のプレ公演も観ました。

    史実を基にしたフィクション。
    リーディング形式といいつつも、
    座っているばかりではなく、移動や照明効果が入っていて
    物語に集中できました。
    地名などが出てくるとき、地図が欲しいな…と思ってしまいました。

    上演時間の告知は休憩なしで2時間5分。

    本公演では、演技や演出が入るにあたって
    多少のびるのかなぁと、なんとなく思っています。

    上演時間の告知、
    サイトなどで事前に発表されていたらと良かったなと思いました。

    来月の本公演にも期待しています。

    ネタバレBOX

    こういう言い方をするとアレなのですが、
    アメリカ側の立場でいいわけをしたり、
    思想をぐいぐい押し付けてくる系の話ではなく、
    こちらに考えさせるような展開で安心しました。

    原爆完成間近のアメリカ内部の話で、
    様々な立場からの意見が飛び交い、
    ほぼ目指すところは似てるのに
    その立場によってアプローチがぜんぜん違い、
    同じような言葉を逆の思想の人が放ったりするのにドキッとしました。

    何人かの役者さんは、既に「登場人物」になって演技していて、
    でもリーディングだから手にしている本に目線をやるせいで
    それで口ごもってしまっている印象を受けました。
    (逆に、まだ「読んでる」段階なのかな…って見えた人もいました)

    サンギエに対するヘレンの「もっと早くに撃てばよかった」は、
    すごく同意なのですが、
    それってつまり「先制攻撃がものをいう戦争の時代」の縮図なのかもな…
    と思ってしまい、気持ちは複雑でした。

    小道具としては無かったし、手も動かさなかったのに、
    彼が銃をつきつける姿やタイミング、
    ヘレンの最後の行動の絵などが
    立っている演者に重なって見えるようだった雰囲気づくりも良かったです。

    舞台上にいるけど気配を消している科学者達や、
    歩き方で身分がわかる軍部の人間たち、
    死んでしまう人物の消え方など
    本公演とはまた別の見せ方としてつくってあるようで、
    くいいるように観ていました。

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    2015/08/08 11:24

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