もとの黙阿弥 公演情報 松竹「もとの黙阿弥」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    もとの黙阿弥
    井上ひさし作、栗山民也演出「もとの黙阿弥」、約3時間半、休憩35分、15分含む。
    舞台は明治維新から20年後、西洋文化が上から広まりつつある東京。芝居(演技、騙し)を題材にしたドタバタ恋愛喜劇。
    愛之助さんの下手な見栄や早乙女太一さんの反則の流し目に爆笑。真飛聖さんも大盤振る舞い。
    三千円の三階席からでも楽しめたけど、演技合戦を堪能するには一階が吉かも。
    楽隊の生演奏と群舞に挿入するスロー&ストップモーションが巧み。幕の降ろし方も渋い。甘く苦いラストに胸熱。
    商業演劇が俳優の身体で日本史を保存してくれる。演劇は歴史の記憶装置。改めて感謝。

    ネタバレBOX

    「幻想と現実との差が激しすぎて、現実に戻れなくなった。そんな現実へと向かう覚悟はできていますか?」

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    2015/08/07 14:39

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