満足度★★★★
動機「歌う映画スター」君原夢子の突然の死の謎を追いつつ、描かれていく家族の裏側。天才女優は私生活も奔放で、夫も養子の子どもたちも、人生丸ごと振り回されてきた。いびつな家族の内面が次第に明らかになる過程が、サスペンスフルで意外性に富んでいる。夢子役のリサリーサさんがはまり役で、華やかさと同時に退廃的な雰囲気が素晴らしい。「この世には女と男と女優しかいない」という、その女優の毒がたっぷり味わえる。まさに「君原毬子の消息」がカギとなる、このタイトルも秀逸。
ネタバレBOX
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2015/08/01 00:21
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