「月暈とメスシリンダ」(公演終了 ご来場ありがとうございました) 公演情報 Sky Theater PROJECT「「月暈とメスシリンダ」(公演終了 ご来場ありがとうございました)」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    梅雨時の五風十雨…
    世の中平穏無事の様子…家族が1日を無事に過ごせる、そんな普通の毎日が幸せであることを改めて教えくれる。
    芝居は、善人ばかりで心温かくなる内容である。観終わった後で優しい気持ちになれる。
    しかし、気になるところも...。

    また、理解不能であったのがタイトルである。

    ネタバレBOX

    月暈は、月の周囲に見える光の輪…とチラシに書いあったが、それをイメージする場面があったのだろうか。確かに月見のシーンがあり霞んでいたらしい。また、メスシリンダ(「ン」が逆)は、水等を量るシーンが多々あったが、予知能力なのだろうか。言葉遊びのようであるが、“暈”は、水を量る”嵩“に掛かっているのだろうか。遊び=子供…舞台の設定が駄菓子屋なのだから。

    日常生活の多くは、平凡で坦々としており、その繰り返しであろう。しかし、芝居は観せるために起伏に富んだ、もしくは心情溢れる物語を紡いでほしい。その意味で、この芝居印象が弱い。
    また、場面転換に暗転を多く使用しシーンが細切れのように感じた。
    公演全体として優しさは伝わるが、その反面、淡色のようでインパクトが今ひとつ。
    また、この劇場(小劇場B1)は、入り口左右に客席がある。今回はその入り口コーナーに横並びにソファーを、その奥にスチール製の事務机4つと椅子を向かい合わせに置いてある。芝居はソファーに寝るシーンがあり、左手奥の座席からは観えないと思う。舞台セット・配置にも工夫が必要だった。

    物語として、都合の良い男...自分側の孝養、女性を待たせる勝手さが、なぜか緩い描き方。そこはやはり家族、または家族同様の人間関係の大らかさでしょうか。

    次回公演を楽しみにしております。




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    2015/07/14 21:36

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