僕の中にある静けさに降る、騒がしくて眩しくて赤くて紅い雪 公演情報 天幕旅団「僕の中にある静けさに降る、騒がしくて眩しくて赤くて紅い雪」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    美しく幻想的
    モノクロ版観劇。4人の役者さんがまず上手く、小道具、照明、音楽の使い方も効果的で、美しく幻想的な舞台でした。
    再演されるだけあり、脚本が実に奥深く面白かったです。
    公演中なので、以下ネタバレで。

    ネタバレBOX

    4面から見える舞台は一段高く作られており、大きな長テーブルと4脚の椅子だけが置いてある。童話白雪姫がモチーフだが、オリジナルの脚本であり、白雪姫が殺されている所から物語が始まる。そこから回想していくが、ストーリーが秀逸。誰が白雪姫を殺したかが焦点のサスペンスファンタジーとなっている。赤い糸を血にしたり、リンゴにしたりと小道具等の使い方も上手い。

    舞台的にはシンプルで、静と動を使い分け実に見応えあったのは、役者さん達の演技力の高さだろう。白雪姫は健気で美しく、女王は狂気と後半に見せた後悔が上手く、王子は静かな強さを感じさせた。そして、少年役の加藤さんには驚かされた。言葉は勿論、表情や仕草の使い分けが素晴らしかった。
    朗読的なシーンも多く、また役者さん達のハモリからも完成度の高さを感じた舞台でした。

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    2015/07/11 22:45

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