満足度★★★★
「語り話」が作品に・・・
〔チーム葉〕を観劇。
お名前は存じ上げているが、“永井愛”さんの作品を観るのは今回が初めてだ。
本作品は、“永井愛”さんのお祖母さんの「語り話」がベースになっており、
主人公の“光島延ぶ”は永井愛さんの祖母・志津さん、
その後輩の“杉坂初江”は市川房枝さんがモデルになっているという。
因みに、私の友人が書いた何冊かの本も、お祖母さんの「語り話」がベースになっている。
「明治」を生きた女性の生き方には、“本にしたくなる”魅力があるのでしょう。
さて、本作だが、
登場人物の「希望、未来、本音、建前、苦悩、挫折」等々、上手く描かれている“本”だと感じた。
ただ、演出、役者の演技力によって、作品のクオリティは当然変わってくるだろう。
そして、今回の舞台は“演出”、“役者の演技力”共に「なかなか好い」と思った。