愛し平成、また昇る 公演情報 第27班「愛し平成、また昇る」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題1467(15-115)
    19:00の回(晴)。18:30受付、開場。

    暗い灰色の床高の舞台(ちょっと変わった造り)。こちらは始めて、横手さんが出ていらっしゃるので観に来ました。設定は「説明」にある通り(ですがいつものように読んでいませんでした)。

    開場時SE、雑踏。18:56前説、19:00開演~21:38終演(休憩なし、2時間半超え)。終演後、台本を購入。

    椎谷さん「Dressing(2011/5@駅前バー)」「In The PLAYROOM(2014/10@ミラクル」「ワンダーランド(2015/2@王子)」。坊薗さん「ファニー・ガール(2013/10@三鷹)」

    たいへん面白い設定(時間SF的)、個性的な役者さん揃い、途中、息抜きコーナーがあり、どう感じるかはきっとそれぞれ。

    劇中、映像とセリフとがシンクロする場面がありますが、これがまた見事に合っています(お訊きすると、その合わせ方がなんともほのぼの)。


    ネタバレBOX

    タイムトラベル(時間SF)は好きなジャンルで、先日、「永遠の終り(I.アシモフ)」を再読したばかり。普通、タイムトラベルするのは個人だったり、グループだったりなのに、本作では全宇宙。ということは相対性理論的にみると、いよいよ宇宙の膨張がとまり、縮小がはじまったのだろうか...(初めは伸びたり縮んだり)。

    本作では、それで終わるのではなく、5年間の記憶がない者を設定し、訪れる「死(すべき定め)」を織り込んでいるのが秀逸(ただ、集団の描写はちょっと中途半端)。

    先が読めてしまう自分の人生、でも悔いなく生きようとチャレンジする男の話が並行し、物語を支える。

    横手さんは、物語全体を包むような役割、静かな語り口で幕が下りる。

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    2015/05/02 00:57

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