ゆうれいを踏んだ 公演情報 突劇金魚「ゆうれいを踏んだ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    花見
    面白い。95分。

    ネタバレBOX

    蔓子(片桐慎和子)…銀行に内定とるもゆうれいを踏んだせいで頭に桜の木が生える。父は桜の木で自殺し、身内はお婆だけ。
    お婆(有北雅彦)…桜の木が生えた蔓子に愛想を尽かす。後に水晶の目で占いを始める。
    タカシ(山田まさゆき)…蔓子と同棲するミュージシャン志望。蔓子を追いプロポーズするも断られ、味噌汁をすする。
    美咲(大畑力也)…美鳥の兄。美鳥の面倒をみるが、美鳥からは嫌がられている。
    美鳥(sun!!)…シンガー志望。結局、タレントとなり、今日子の劇団で芝居をする。蔓子とも同棲してた。
    今日子(ののあざみ)…消しゴム工場従業員。劇団主宰で蔓子を木の役に抜擢。評価され海外ツアーをし、滋賀?の富豪と結婚する。
    ゆうれい(殿村ゆたか)…蔓子に踏まれたゆうれい。

    家族を求める蔓子の(違うけど)旅行記のような作品。居場所を見つけてはいなくなり、ホームレスになったりしてお婆の元へ戻るも、金目当てなお婆に枝を折られ、傷つく。そしてタカシから「家族になろう」といわれるも、それを断るという、なんとなく寂しげな印象。
    お婆と蔓子の関係だけでなく、美咲と美鳥とか、人の心の内にたどり着けない感が、うまいなと。そんな空気の舞台にあって、最初のタカシと蔓子の普通でない二人の「普通な生活」シーンとか、今日子のパワフルなキャラのメリハリもうまいと思う。

    蔓子を演じた片桐の寂しげな演技が美しく見えた。

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    2015/04/29 21:19

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