満足度★★★★★
「がんばってついてきてね♪」
骨の髄まで味わい尽くす気まんまんで拝見して、とても面白かったです!
「ゼロ・ゼロ・ワン・ゼロ」「二二八八レ十二~」と、何のことかさっぱり分からない言葉の羅列にも、それを選んだ理由がパンフレットや演出ノートには書かれていて。ひも解くほどに、どれほどたくさんの要素がぎゅうぎゅう詰めにされているのか分かり、胸が高鳴りました。
本格的なSFとは違って「すこし・ふしぎ」路線らしいのですが、今さら推さなくても元から怪異譚はお得意だったので、標準語とカタカナを解禁したという意味でしょうか。
舞台上と客席の高低差を生かした演出は浮遊感があって、宇宙のお話とぴったりでした。
楽しみにしていたオーディション組から、お気に入りを挙げますと。
笑いの爆裂キング・田中真之さん(劇団俳優座)
この人、異様に面白いな……と調べたら、今までに出演作品を3タイトル見ていたことが発覚。巨体が床面で波打つ迫力に大興奮。マンマミーヤ!
究極完全博士・島田大翼さん(オペラシアターこんにゃく座)
アコーディオン、フルート、バンジョー、エレキギター、ボイパやSEまで無双状態の上に恐ろしいほど良い声のコーラスで、白衣で博士。これほどまでに完璧な存在に、惚れない理由がありません。
調べてみたところ、なんと外部出演が初めてだったんですね。ご出演いただいて本当にありがとうございます。
あやめ十八番の出演者、化け物ばっかりかよー!
どうやら7月下旬の舞台に向けて、出演者を募集しているようですし……これからも目が離せません。