「鍵穴さがし」 公演情報 BURST22「「鍵穴さがし」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★

    ネタばれ
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    ネタバレBOX

    【鍵穴さがし】を観劇。

    映像スタッフによる初演劇らしい?
    タイトルから想像すると、鍵穴を探す行為と貴方の人生とは?を上手く掛け合わせた舞台だろう?という感じがした。

    ほぼ予想通りの展開なのだが、今作は大いに無駄の多い内容の羅列であった。演劇は映画とは違って、無駄の時間と空間を如何に使うかが、後々の展開の伏線として利用出来るのだが、今作は無駄の時間というよりは、ただ話しを脱線させているだけで、全く意味を成してないという感じだ。
    演劇特有の要所、要所で脱線するというのは良くある事だが、あまりにも内容に関係ないような脱線のしすぎでは、明らかに意味をなしてないと観客の誰もが気がついてしまい、居眠りしてしまう観客を生んでしまうのである。
    あのつかこうへいの舞台は脱線オンパレードだが、全ては伏線として上手く利用しているし、長塚圭史の傑作舞台【荒野に立つ】などは、わざと内容とは関係ない事ばかり描いて、観客を混乱させるという事を意図して描いていたが、今作に関してはそれも当てはまらずという感じだ。
    そして鍵穴を探してからのオチがなんとまぁ~?という展開だ。
    二岡が鍵穴を見つけて、この仲間と一緒に脱出したい!という涙ながら感動的なセリフを言うのだが、どうみても物語上で、仲間たちとは全然仲良くなってはいないし、それはおかしいだろう?と誰もが思ってしまい、釈然としないところだ。やはり途中の経過はどうであれ、全ては最後にどうもっていくかが観客を納得させる術ではないかと思う。
    ただ全体としての物語は悪くないので、ラストに向かっていかに演劇的ではなく、映像スタッフが作っているので、得意な映像的に物語を運ぶべきではないかと思える作品であった。

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    2015/04/23 20:29

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