満足度★★★★
大いに笑いつつもちょっぴりしんみり
30代半ばで無職・独身の埼玉のヤンキーが偶然再会したかつての同級生のために奔走(?)する物語。
大半の役者が複数の役を演ずる上に一部は役と演ずる役者の性別が逆だったりもしながら、それが妙にハマっていて良い効果をあげている感じ。
そうして語るは、ツッパっていながらも実は友達思いのイイ奴という定番的キャラを中心に据えた人情系コメディ。
個性溢れる人物たちのマンガチックな行動に大いに笑いつつも終盤で漂うペーソスにちょっぴりしんみり。
また、途中で入る映像の使い方(あるいは意味)と編集も巧くて感心。
「そういうことなら映像にするよね」と納得もしたのだった。