トーマの頃を過ぎても 公演情報 Pal’s Sharer「トーマの頃を過ぎても」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    純色から多色化した人生…感動!
    1995年に高校生だった少女が大人の女性へ変わって行く過程…悩み、苦しみ、嫉妬、悔悟などを経る姿が感動的である。さしずめ無色透明または白色から銀色へ輝いていく。教師の女性も含め、まだ全員が30歳代である。まだまだ年を重ね輝きを増して金色になるだろう。
    登場人物は、教師を含め全員(9名)が女性である。本当に女子高生に見えるし、経験を積んだ大人までを違和感なく演じていた。
    そして、話の底流には… 再演を望む声が多いのも頷ける。

    ネタバレBOX

    この公演の素晴らしいところは、脚本もさることながら、女子高生という多感な時期から女性として輝きが増す30歳代までを、その時期ごとのトピックを交え寄り添うように時が流ているところ。
    暗転や衣装を代えるという視覚だけでなく、女性の内面が変化しているような錯覚を覚えさせる。その巧みな演出とキャストの見事な演技の相乗効果。それが最大限に発揮された芝居は、観る者の心を掴んではなさない。

    次回公演も楽しみにしております。

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    2015/04/17 23:26

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  • ご来場ありがとうございます。
    特殊なようでいて実は、誰もが一度は通る道なんですよ。
    それを、本当に繊細に描かれている作品だと思います。
    初演当時28歳でした。
    それから三年ですが、かなり違った受け止め方になりました。
    また再演した場合、どうなるか楽しみです。

    …体力に地震はないですが。

    2015/04/19 08:36

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