満足度★★★★★
台詞の言葉
ひとつひとつをしっかりとねられて作られた脚本のように強く感じました。男性が出てこないのもあるのでしょうが、基本的には女性(同士)の愛を中心に思春期からの長いスパンでの群像劇、女性同士故の男性には理解しづらい部分もうまく描かれていて、心に響きました。ただ、3学年違いの設定のキャストで雰囲気の似ている子がいたので少し解りづらいところがあったのが気になりました。
満足度★★★★
秀作!
「トーマの心臓」を読んだのは小学生か中学生の頃なので、40年くらい前か。あの世界観が蘇ってきて、実に懐かしいですね。皆様の評価が高く、急遽観に来ましたが、観れてよかった。再再演して欲しいものです。
満足度★★★★★
無題1454(15-102)
19:00の回(晴)。18:00受付、整列、18:30開場。2回目(通算4回目)です。
19:02前説、19:04開演~21:02終演。
1995年3月、同じセーラー服→2003年9月それぞれの色→2012年4月、喪服とセーラー服(聡子)。聡子の時間だけが高校生のまま止まっていたのかもしれません。
その聡子役の相本さんは、この役はこの人しかいない、と思うほどピュア。
「風と木の詩」は単行本で読みましたがアニメになっていたのは知りませんでした。調べるとセルジュの声は小原乃梨子(未来少年コナン)さんでした。
みなさん、衣装がよく似合っていて世代の違い(移り変わり)が自然に現れていました。
終演後、篠原さんに先日購入した台本へサインをいただきました。また、再々演、お願いします。あ~、もう一回観たい。
満足度★★★★★
さすが再演
萩尾望都の世界が表現されていましたね。よく読んだなぁ。芝居を観ていて,とても懐かしく思いました。少女の硬質さ明るさ無邪気さや真面目さが時を経て女に変わっていく。途中,平板になってしまった部分はありましたが,それでも最後まで思いは伝わってきて,引き込まれる舞台でした。この舞台,もう一度見てもいいなぁ。
満足度★★★★★
時を経て、更に魅力的に
初演の本作を観て、再演を強く希望したうちの一人です。やっと念願かなって再びトーマの世界へ戻ってこれました。再演ですが、今回は初演よりも細かな手が加わっていて、更に魅力の増した物語になっています。初演からご覧の方は、その進化にニンマリすると思いますし、今回初めての方には、広がり魅力を増した本作を堪能出来るでしょう。
台詞の中には、ちょっとビックリするようなキーワードも含まれていますが、そのすべてが必然性を持っていますから、観る人へ嫌悪感をさほど与える事は無いと思います。
物語の過去へ現在へと移り行く事象を経てのラストでは、なんとも感慨深い思いがこみ上げて来るかもしれません。
そして、幕が下りた後にお手元の本作のチラシに目を移してみて下さい。
写真に写るふたりの姿が、観劇前とはどこか違って見えるでしょう。是非とも、ご自身で体感してみてください。
満足度★★★★
緩くて綺麗め
シンプルで清潔感の有る好感度の高い舞台。
でも、どこか寂しい作り。
途中、平板で冗長に感じてしまった。
もっとすっきりと纏めた方が良かったのでは!?
満足度★★★★★
純色から多色化した人生…感動!
1995年に高校生だった少女が大人の女性へ変わって行く過程…悩み、苦しみ、嫉妬、悔悟などを経る姿が感動的である。さしずめ無色透明または白色から銀色へ輝いていく。教師の女性も含め、まだ全員が30歳代である。まだまだ年を重ね輝きを増して金色になるだろう。
登場人物は、教師を含め全員(9名)が女性である。本当に女子高生に見えるし、経験を積んだ大人までを違和感なく演じていた。
そして、話の底流には… 再演を望む声が多いのも頷ける。
満足度★★★★★
無題1452(15-100)
19:00の回(曇)。18:35会場着、受付、中へ。
18:45/19:02前説(120分)、とてもよい印象の方でした。
今夜は予定していなかったのですが時間ができたのでメールで予約(各公演、開演の4時間前まで可だそうです)、満席。
19:03鐘の音で開演~20:59終演。
「観たい!」が2014/10なので上演までだいぶ待ちました。
2012/1@小劇場の初演(2回)、「フラワーシャーベット(2014/6@楽園)」と3公演目です。感じたことは初演時に書いたとおりで、今回も期待通りの好演でした。
「花の二十四年組」...wikiってみると、萩尾望都、竹宮惠子、大島弓子、青池保子、山田ミネコ。「ポスト24年組」水樹和佳、坂田靖子、佐藤史生、花郁悠紀子...どなたも懐かしく、思い入れもたくさんある作家のみなさん。
「トーマの心臓」を初めて読んだのは「萩尾望都作品集第1期、11-12巻。「小学館文庫(マンガ)」1980/1981年初版の1-2巻はその後でした。。※萩尾さんはその前に「11人いる!」を読んでいます。
原作の一節が散りばめられた作品、最後に渡された贈り物は原作では「図書館の本」でした。
新しい版が出る度買い続けてきた「トーマの心臓」、初めて読んだ時の自分を傍に感じながら舞台を観ている、不思議な感覚、当時どれほど感動したのか...そんな想いとともに物語は進んでゆきました。
萩尾さん関連では、本作と「半神(2013/11@絵空箱)」がずば抜けた出来栄えで、どのような方(篠原さん)が書いたのかなと思っていたところ、終演後、少しお話をすることができました。萩尾さんの作品が大好きでたまらない、という想いは同じようです。
「これがぼくの心臓の音」そう言うことができる作品に再会できた喜び。もう一回観に来ます。