さいたまネクスト・シアター第6回公演 『リチャード二世』 公演情報 彩の国さいたま芸術劇場「さいたまネクスト・シアター第6回公演 『リチャード二世』」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    登場人物に追いつけず残念。
    今回の登場人物が成長して、あの作品のあの舞台に繋がる、と頭では理解していたつもりだったのに、途中からごっちゃになってしまい、そこらへんは考えるのをやめて観劇。

    「コ」の字型に配置された観客席、どこから見ても見やすそうな自由席。正面階段使いの場面があると予想し、サイド席の上方より観劇。
    紋付羽織袴に黒留袖と燕尾服、きっちり正装で踊るタンゴの妙。
    〜家の羽織袴と留袖の家紋はやっぱ一緒なんだろうか。どうでもいいか。
    イザベル王女と侍女たちの場面で、侍女たちが横一列に並ぶ姿は、留袖姿なのに屏風絵みたいだった。

    ネクストシアター恒例、今回も直前まで確約された配役はあまりなく、役によって日替わりキャスト。これまでの出演作に比べると出番が少ないな、と残念に思えた役柄の役者さんもいたのだが、切磋琢磨と競争を煽る蜷川さんの手法を思えばしょうがないのかな。

    ネクストシアターとゴールドシアターの老若男女70人以上の役者が混在する配役の中、息子可愛さのあまり口喧嘩する夫婦にはつい笑った。
    大河ドラマ的な話なのでシェイクスピア歴代作の詰合せ的な内容の印象を持った。場面によっては存在の薄い冠王に見えた感じ。
    長丁場でほぼ会話中心の舞台だが、セリフ廻しがたどたどしく聞こえる役者さんがいたのも残念。生身の人間がやる舞台、疲れもピーク日だったんだろうか。

    ネタバレBOX

    触ると壊れてしまいそうな体つきのリチャード王、その肉体の精神には、王として気高い精神や支配力、欲望(性欲?)を持っているが、孤高あるが故、王位を奪われるとは予想していなかったと思われるような、どこかしら幼い純粋さも持ち合わせているような王。「毒味をして」とお願いしたことが親しさの証でもあったのか、最後、十字架に磔にされたその姿は痛々しかった。
    冒頭、電動車椅子を操作して登場する王や群衆たちが、王が変わった終盤でもそのシーンが再登場するが、全く違う意味合いになって見える皮肉。

    細身の体つきでタンゴを踊る場面があるが、足さばきがバタついていて、少し不様。過去、幾つかの舞台で観てきたタンゴシーンとつい比較してしまい、踊れる役者さんって凄いんだなーと思ったり。
    また舞台上の出演者と知り合いなのか、終盤近くになると盛んに手を振る年配の方が複数いらして、なんか一気に現実に戻された。そういうのは舞台終わってから楽屋口でやってほしい。

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    2015/04/11 22:24

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