満足度★★★★★
破綻のない推理物ドタバタだが、実に楽しい。ここの作家は、どんなにコミカルな作品でも、きちんと説明のできない本は書かない。そこがこの劇団の信頼される所以だろう。今回も2時間越えの長尺ながら、納得のできる芝居作りで、さほど長くは感じなかった。中川むっくの力演が、全体を引っ張り、たまに出てくるコメディリリーフとしてのオバちゃんが、場の熱量を上げる。最後の最後に、すべてが説明されて、この劇団ならではの人情話風な部分もあり、よくできた作品と思う。
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2015/04/11 00:40
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