満足度★★★★
小林
若いカッポーが花火見てたらドーンドーンて強烈な光に襲われてミクロ化して虫と同じサイズになっちゃうって話。
そんで女性の方が蜂に誘拐されて男の方がキリギリスとハエとアリたちと一緒に彼女を取り返しに行くっていう話。
開始数分で目当ての役者(虫)が蜂の家臣のゴキブリに殺されちゃった時にはマジどうしようかと思ったけど、何でも願いが叶う石のおかげで生き返ってホッとした。その石をめぐって、病気の女王を助けたい蜂軍団と、蜂の家臣のふりをして独裁者になろうとするゴキちゃんと、そして彼女を取り戻したいミクロ人間と仲間たちが入り乱れます。
観劇(感激)ポイントは、クライマックスの一体感。全役者がステージに登場する場面があるんだけど、そんな劇って小劇場ではめったにないこと。それが総出で人質を盾に石の取り合いを繰り広げるから、おもしろおかしくて目が離せないです。
あと途中から人間軍団の仲間になるクワガタの又兵衛がかっこよくていい味出てました。羽のないハエ・小林も…。役者の名前も小林で、彼はいつもやられキャラのおいしい役。なぜ彼だけ本名なのかは謎でしたが、一緒に見に行った人が偶然小林君だったのでちょっとウケました。ちゃんちゃん。