梅子と「ボクらの青春交響曲」 公演情報 『熱きロマンを胸に、生きる勇気と希望を与えるべく突っ走り続ける奴ら。』「梅子と「ボクらの青春交響曲」」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    楽しく、そしてダーク...観応えあった
    梅子と青春を過ごした仲間たち...個性豊かなキャラクターの子供たちが秘密基地で過ごした楽しき日々の追憶から物語は始まる。大人キャストがランドセルを背負った小学生から中学生を演じる時、その可愛らしい仕草は実に楽しそうだ。この青春群像劇の登場人物一人ひとりが、この芝居の重要な要素になっている。
    説明では、ファンタジックコメディとあるが、実際は...

    ネタバレBOX

    ダークコメディだったようだ。
    小説家・小鹿梅子が、出版社対抗「オンライン連載小説バトル」の題材として、幼馴染みの子供達を登場させ『ボクらの青春交響曲』を執筆しだす。しかし、その内容が不評なことから打ち切りの危機に直面する。 ある日、一人の若者・ユキオが梅子の前に現れ、つまらないストーリー展開に奇抜なアイデアを出していく。戸惑いつつも梅子は連載を書き続ける...という展開である。

    さて、幼馴染の子供たちのキャラクターは優等生(学級委員)、大人しいなど個性豊かに描かれる。実は子供一人ひとりの性格は、梅子自身の断面を現した自画像という設定である。小説を介して自分の性格付けした子供たちの目や行動を通して心内彷徨するようである。段々と本当の自分とは、という姿見に映し出される過程が酷い。その一方で、自分に対する自信も芽生えるという成長が心を打つ。
    しかし、ここまでが「小説の世界」であるという、二重構造の仕上げ方。まさしく劇中劇の醍醐味を味わった。

    次回の公演も楽しみにしております。

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    2015/03/12 18:37

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  • お疲れ様でした。
    面白い内容で、見応えがありました。自分も貴公演は審査対象ではありませんでしたが、フェスタ審査員という立場上、書き込みを遅らせ申し訳ありません。

    今後、公演日程をチェックし、観劇させていただきたいと思います。
    ありがとうございました。

    2015/03/26 22:34

    タッキーさま
    観てきたコメントをありがとうございました。
    返信がだいぶ遅れましたこと、お詫び申し上げます。

    『熱ら。』のお客様は、(普段は演劇を観ない)一般の方が多いので、いつもはストーリーの奥深さよりももっと表面的な「面白さ」「楽しさ」「汗だくさ」を前面に押し出すようにしておりますが、今回は「演劇祭参加」ということもあり、お芝居好きな方にも楽しんで頂けるような作品に挑戦致しました。
    楽しんで頂けまして幸いです。
    次回作は、これまた夢麻呂には珍しい「社会問題」に一歩足を踏み入れた物語になります。
    久々のシアターサンモールで頑張りますので、よろしければまたご観劇くださいませ。

    2015/03/26 12:52

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