ヘリカル~少女華の祭典~ 公演情報 劇団天動虫「ヘリカル~少女華の祭典~」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    若さ爆発!
    観劇当日、劇団から会場までの道案内のメールが送信される。制作サイドの丁寧な対応が嬉しい。受付は狭い階段を下りたところにあるため、多少混雑していたが気になるほどではなかった。ただ開場前に着いたが、整列の案内がないため、後から来た人が先に入るという不都合も見られた。
    開演は、ほぼ時間通りに開始。上演時間は、休憩なしの2時間20分…長い。
    さて公演は、若い女性キャストのみで、一見華やかな公演という感じである。しかし、内容はしっかりと観客の心を掴む観応えのあるものに仕上がっている。前半はコミカルて楽しく観せ、終盤はシリアスでシュールなものに転換させる、その手腕は見事であった。しかし丁寧な作りは、逆に説明過多または冗漫・冗長な場面もあり、その結果として長くなっている。終盤に向けての演出効果を活かすには、序盤と終盤の多少くどくなっている場面を整理したら観やすくなると思う。
    演技は、若さ溢れ生き活きとしていたが、一方、粗さも目に付いた。しかし、キャストが愛らしく、その魅力が粗さをカバーしていた。
    公演全般を通して、気になる点はあるが、モチーフや流れは良かった。今公演での集客目標は500名だという(ガンバレ)。

    ネタバレBOX

    気になった点は、説明にある「二番手」がどう結末に結びついたのか、または絡んだのかが分からない。確かに序盤では、どうしても一番になりたいという意気込みはあったが、最後は自分探しの彷徨という感じであった。登場人物すべてに関係するモモ(ジョニーさん)…実は登場する友達は自分自身の断面を投影した姿である。本当の私とは…自問自答し(螺旋を描き)ながら成長していく様が見て取れる。
    そうすると「二番手」とは…。本公演のように、どうしても一番になりたい、または責任を取りたくないため、敢えて二番手になる、さらには、影の実力者として二番手という位置に隠れる。そんな「二番手」という微妙な題材をテーマにしたのではないか。当初、描こうとしたものと乖離したならば、それこそ脚本の本質(分析)探しという滑稽なものになる(悪く言えは、脚本の破綻)。
    自分は、敢えて「二番手」に拘らないで観劇したつもりである。

    今後の公演も楽しみにしております。

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    2015/03/10 23:28

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  • タッキー様
    ご観劇ありがとうございました!
    ご入場の際には、ご不便をおかけしてしまい、大変申し訳ございませんでした。
    ご来場頂いた瞬間から楽しんでいただける公演になるよう努めて参ります。
    そして、作品に対しての貴重なご感想ありがとうございました。
    若さだけではなく、しっかりとお客様の心に届く舞台をお見せ出来るように、日々精進して参ります。今後ともよろしくお願いいたします。
    この度は、本当にありがとうございました!

    2015/03/14 01:18

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