満足度★★★★
キャッチコピーのセンセーショナルさに比して、真面目で内省的なストーリー
脚本はクロムモリブデンの葛木英。
演出は花組芝居の堀越涼。
主演がメトロファルスの伊藤ヨタロウに秋山・オシリーナ・莉奈。
それから拙者ムニエルの加藤啓。
かてて加えてハコが駅前劇場。
…このカオス感がすごいよね。
ソレナリに期待して行ったんですが、思った以上にアタリでした。
ホンも装置や音を含めた演出も役者陣も、この作品が駅前劇場というイワユル小劇場空間で演じられているコトも…失礼ながら思っていたよりずっと素晴らしかった秋山莉奈のヒロインも。
キャッチコピーのセンセーショナルさに比して、きわめて真面目で内省的なストーリー、ゼロ年代的にはアリガチダヨネーで終わらせられそうな諸々をがっつり成立させてしまう小劇場のチカラを感じさせてくれる芝居でした。
楽日は狙いすましたように三月三日の雛祭りです。
まだチケットあるようです。オススメします。