満足度★★★★★
ちょっとほろ苦い…
華羽織さん、第二回本公演ということで。千秋楽を観劇しました。
内容は、今の時期(バレンタイン近く)にはちょうどいいくらいの、甘くてちょっとほろ苦い恋愛をベースにした物語でした。
女性の立場から考えると、主役の詩子さんの行動も納得できるのです。
あんなこと言い残されたら、いつまでも振りきれずに引きずると思うのです。
それが彼の願いだったとしても、なんとも切ない…
一方、彼の方も、彼の弟も、その事を気に病んでいたようで…
いろんな意味で、「死んでも死にきれなかった」とは、この事かなと。
自分が自分であることをすっかり忘れていても、詩子さんのことだけは気にかかっていて。ああいった形で詩子さんの幸せのために頑張ったのかなと。
いろんな思いが組み合わさってできた、奇妙な人間関係…まとめ方も素敵で、最後は涙なしには観られませんでした。
詩子さんにも、丑込にも、救いがあって、未来があって良かった…