アガルタの虹 公演情報 劇団 CAT MINT「アガルタの虹」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    Mチームを拝見
     アガルタは地底にある理想郷だ。ここで暮らすのは、ヒトに良く似た身長30cm程の生き物。パックルと呼ばれている。かれらは歌って踊って笑っているのが大好きな友好的な生物だが。(追記2015.2.2を11日に)

    ネタバレBOX

      或る時、彼らの天井が抜けて大きな音と共に、見たことも無い生き物、アフリカウシガエルが落ちて来た。この生き物は、かなり凶暴で家来のシマアメンボに暴力をふるったり、パックルたちにも襲い掛かって怪我を負わせたりするのだが、友好的なパックルたちは、何とか友達になろうとする。
     然し、落ちて来た者達のボス、王は、我が物顔にアガルタを荒らし、その妻は、パックル達の食べ物を食い荒らす。それでも、王と妃には苦しいことがあるのだろうと友好的に接するが、妃が出産の後他界してしまうと、哀しみに任せて荒れ狂った王は、パックルの謂わばお母さん役をしていた者、ダシャを殺してしまう。流石にこれには腹をすえかねたパックル達だったが、彼らの優しさが勝り、王を元の国に返してやることになった。
     この物語に最初から登場していて、唯一パックルで無い生き物は、バビーと呼ばれるシカイノシシだが、彼の科白には、この物語を単なる子供用お伽噺で終わらせない謎の発言が幾つも出てくる。無論、発言内容は、わざとぼかしてあるのだが、一、二例を挙げておけば、パックル達の殆どは兄妹なのだが、長兄が見当たらない。その長兄は、昔、魔物と戦って、これを封印した時、天との間に蓋が出来て仕舞い行方不明になった、という話がある。
    一方、パックルを食べた者は、永遠に生きることができる。バビーは死ねない体である。つまり、こうなったのは、パックルを食べたせいであることが示唆されている。
    これらの科白は、殆どが、独りごととして語られるのだが、これらの科白が、この物語を単なるファンタジーで終わらせていないことも事実なのだ。
    パックル達は、このバビーと現在は共棲しているのだから。而も、彼らのモットーは、みんな友達という思想なのだ。因みにこの物語に登場する他の生き物は、神と崇められるアルビノの孔雀とその従者であるが、本質に関係ないので割愛する。
    拝見しながら、人質事件のことを考えていた。
     安倍は新聞報道によれば、何とかの一つ覚えを繰り返している。
    以下東京新聞WEB記事より一部抜粋:安倍晋三首相は二日午前の参院予算委員会で「国民の命、安全を守ることは政府の責任であり、最高責任者は私」と述べた。首相が積極的平和主義と称して、集団的自衛権の行使を含む外交・安保政策を進めることで、日本がテロの標的になると問われたが「テロのない社会をつくるため、積極的平和主義を進める」と強調した。自衛隊による在外邦人救出を可能とする法整備にも意欲を示した。引用終わり。
     彼が完全では無い迄も、もう少し地政学的に物事を認識する能力を持ち、世界情勢を客観的に判断できるだけの知性と見識を具えているなら兎も角、リーダーとして必要なこれらの資質のひとかけらも無い阿保なればこそ、現在の地位に居ることを考えれば、彼がリーダー面して決定されることの総ては、本物の第三者機関による(即ちアメリカの利害を最優先するCIAエージェントやその取り巻き日本人を総て排除した)検証をした上で再討議し、公正、公平、違法性のないこと、私利私欲との無関係性の証明、虚偽のないことがなければなるまい。

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    2015/02/03 17:50

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