満足度★★★
義経の悲劇を昭和に投影義経の悲劇を昭和テイストの表現で構成し、最後に学生運動の悲劇と重ねたのは現代へのメッセージを加えて舞台に厚みを持たせるという狙いであると理解した。確かに単に史実を描くだけではもの足りないが、今回は昭和の世界に投影したことにやや無理強いが感じられ、今一つピンとこなかった。映像を中心とした背景というのも好みではない。一方、取り巻く女性たちとのからみ、影武者や家来との心理戦はいずれも興味深く描かれていて、十分楽しめた。
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2015/01/31 21:48
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