夜と森のミュンヒハウゼン 公演情報 サスペンデッズ「夜と森のミュンヒハウゼン」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    幻想的な世界
    舞台上は森をイメージした木と落ち葉そして机と2つの椅子だけ。
    この上で現代と幻想的な森の舞台を交互に組み合わせる。
    少し難解な、個人個人で捉え方が異なる作品。
    公演中なので、以下ネタバレで。

    ネタバレBOX

    まず、現代では病院を舞台に看護婦とその担当患者の父親との不倫を軸に描かれている。一方、幻想的な森では病気の少女と動物達(少女の前では擬人化して)生活しているが、その森の秩序が崩れていく様が描かれていく。
    この2つの世界が看護婦が森に立ち入る事により、つながりより幻想的な世界観を醸し出している。
    ラストに少女にまつわる事実が明らかになるが、森の世界が幻想なのか?人の心が作り出しものか?ではそれは誰の?(人ではないかもしれない)等、観劇後に色々と考えられ、個人により見解が異なる舞台に思えた。

    役者さんは、この2つの世界でそれぞれの役(2役)を演じられる方が多く、
    それを見事に演じられ、また2つの役柄が世界観での共通点もあり、それも見どころかと思えた。
    個人的には、サキ役の地村瑞穂さん、アユミ役の石村みかさん、そして金田役の白洲本樹さんが印象深かったです。

    別作品も見てみたいと思う劇団さんであり、役者さんでした。


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    2015/01/31 10:32

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