言霊の威力?
すごい昭和テイストなお芝居で、パンフを読んで納得。35年前に書かれた脚本だったんですね。いろいろと現代的な味付けも為されていましたが、台詞のためか、レトロな印象が強かったです。言霊の威力を感じました。義経の時代と昭和のシンクロや、この二つの時代の不思議な重なりの符号など、面白い作品でしたが、どうせなら現代まで感じさせるような何かが欲しかったな。これは、リベルタンゴなど手垢のついた音楽を使っているせいじゃないかな、と残念に感じた。至高のエロスは・・・・・まったく感じませんでした。刺激的な性表現があふれている現代では、ただ時代感だけを感じた。チャレンジングでした。