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新春玉山福袋
観てきた!クチコミ一覧
クチコミとコメント
公演情報
花まる学習会王子小劇場「
新春玉山福袋
」の観てきた!クチコミとコメント
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雨模様(5627)
満足度
★★★★
贅沢
王子小劇場代表玉山悟を主演に、六人の劇場職員でもある作家による恐るべき贅沢な企画でした。
ネタバレBOX
『バス停』(作・演出 池亀三太) 引きこもりの娘に代わって高校に通う父親の話。
最初玉山さんは女子高生役もやらされるのかとそのいじられ振りに驚きましたが、実は父親なんだということが分かると、なんてけなげで切ない、そして少しは疑っているものの友人たちが父親だと気付かない不思議ワールドに池亀さんらしさを感じ恐れ入りました。
『遺体よ、僕とキスをしてくれないか』(作・演出 裕本恭) 病院で亡くなった人を運ぶ葬儀社の人間が、この日はいつもと違うあまりに若い女性だったため、つい見てしまった白日夢。
いかがわしい感情の発露を理屈をこねてファンタジーと称しているような感じでした。玉山さんにキスシーンをプレゼントしようとしたのでしょうか。
『まねっこどうぶつ』(作・演出 つくにうらら) 美容師が好きになって、交際したくて思い切って美容院に飛び込んだものの、丸坊主だったのであごひげを三つ編みしてもらう話。
思いは通じず、美容師に陰で笑われ可哀想でしたが、一種のストーカーみたいなものですから正直仕方ありませんね。田中渚さんは食事シーンが無くてもどうしても箸の持ち方が気になってしまいます。
『白紙』(作・演出 佐々木琢) 父親が亡くなり、父親の部屋から卒業アルバムを見つけた息子が、結婚相手とは出会えたものの友達のいなかった父親の高校時代に思いを馳せる話。
父親に当てた言葉の冒頭部分一言でもあれば良かったのにと思いました。尻切れトンボ感が強かったです。
『楽園の二人』(作・演出 モラル) 人気作家ではあるものの、童貞の官能小説家に我が身を呈して肉体の真実を教えようとする新人出版社社員の話。
どこまでどうやればギリギリ見えないかを熟知している犬と串ならではの全裸芸でした。
『じんましん』(作・演出 北川大輔) こっぱずかしいことを聞くとじんましんが出てしまう男の話。
いい父親、いい夫とちょっと仄めかされるだけで反応するのは娘や妻を愛しているからで、いい家族の証拠です。心が温まります。
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2015/01/19 09:08
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