満足度★★★★
雰囲気勝ち
会場に入った途端に、まず雰囲気、特に装飾品にやられてしまいました。ここで、男性キャスト4人芝居で三島原作を演るのか、これは背徳感バリバリで男咽返っちゃうなだなと思ってましたが、観終わった感想としては意外とさっぱりして、とても観やすかったです。
詩森女史が意図的にそう演出したのか、濃い所と軽めの所のメリハリが効いていて流石に巧いなと思いました。
また、これは原作もそうなのかも知れませんがナチス・ヒトラーの悪逆非道を殊更論うことしないのも良かったです。
特に、最後の夜描写は言葉で過剰に説明するわけでもなく、音とあの顔一発で表すのは、役者さんも含めて流石です。