十二月大歌舞伎 公演情報 松竹「十二月大歌舞伎」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    海老蔵さんの一人舞台!?
    都合により、第3幕と大詰だけを一幕見席で観て来ました。

    今回は鳴神不動北山櫻の通しですが、自分は毛抜きと鳴神しか観た事がありませんでした。

    そこで、普段多く上演される
    「鳴神の続きって、どんな感じになっているんだろう?」
    と言う感じでした。

    ネタバレBOX

    普段目にする機会が多い
    「鳴神」
    は第3幕にありました。
    (タイトルが変わっていたから分からなかった…。)

    海老蔵さんの鳴神上人は、本当に妖力とか持っていそうな迫力がありました。
    ただ、根はスケベだという事も…。

    それもこれも玉三郎さん演じる雲の絶間姫の所為です。
    今回の雲の絶間姫は、
    「勅命のため、図らずも鳴神上人をだまさねばならなかったかわいそうな女性」
    と言う感じとは思えませんでした。
    それが以外と言いますか…。
    男の身としては、一番嫌われる女性像(だと思われるのですが…。)
    として描かれていたのが、個人的には残念でした。

    「鳴神」
    の場面の続きは、今回初めて観ましたが、あんなに続きがあったのか!

    しかも、楼門五三桐のようなセットでトンボを切ったりする俳優さん達。
    そして、鳴神が死ぬ場面で、上手の床に置かれた和太鼓が力強く場を盛り上げていました。
    和太鼓は昔からの演出なのかは分かりませんでしたが、非常に素晴らしい演出だったですね。

    大詰では、海老蔵さん演じる不動明王(だったっけ?)が、妖力で浮き上がるという場面がありました。
    舞台のセットの上から上に吊るされるだけでしたが、凄く感動しました。

    そういえば、スーパー歌舞伎のように、花道の上を通る形の宙乗りって、今の歌舞伎座ではまだ試みられていないような気がします。
    何か問題でもあるんでしょうかね?

    それは兎も角、想像以上に良かったというのは間違いありません。

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    2014/12/25 19:58

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