満足度★★★★
死と暴力の気配
小さな町で一晩に起こった3つのエピソードをオムニバス形式で描きながら
最後はそれらがひとつに繋がっていく。
濃密な死と暴力の気配が観る側にも緊張感を呼ぶ。
ラップや朗読形式などバラエティに富んでいる一方、若干唐突な感じも受けるが
表現に立体感があって3Dな空間はOi-SCALEらしい気がする。
それにしても林灰二さんって“、飄々としてるけど実は怖いおじさん”を演らせたら天下一品だ。
ほかの出演者も“危ない雰囲気”がすごく出ていてビビる心理がリアルに伝わってきた。
映像の使い方がユニークで面白いと思っていたら、ラストですんごい驚かされた。