満足度★★★★
「水」…ハッピー?ビター?それが問題だ
死を受け入れることと死に急ぐことと…。
シトラについてはあれでハッピーと思うけれど、ヒソップにとってはあれで幸せなのかしら?
端からは苦悩(というより哀しみ)からの逃避にも見えるのだよなぁ。
それをファンタジックな純愛物語風に、「彼女は王子さまと幸せに暮らしました」的(性別が逆だけれど)に締め括られてもねぇ…。
以前観た時(再演)の印象が薄いのはそのあたりが納得できなかったからではないか?(笑)
そんなところからロミオやジュリエットは幸せだったか?的なことも考えたり…。
また、ヒバリと猫に宮沢賢治を連想したり、さらにシトラの心境とヒソップの行動に最近観た2本の芝居を思い出したりも。