汽水域 公演情報 てがみ座「汽水域」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    無題1322(14-371)
    14:00の回(晴)。13:40会場着、受付(全席指定)。

    初日に続いて2回目、同じ列でやや中央より、千秋楽です。

    14:02開演〜16:10終演。

    正面、所々穴のあいた網が天井近くまで張ってあり、その高さをぼんやりと眺めていると…タイトル「汽水域」とは別に、深海に至る層同士の間で混じり合わない「温度躍層」のことを思うのでした。

    混じり合ったように見えても、時の流れによって分離してしまう関係。そもそも、越えられない境界線が存在する関係。縦にも横にも孤立し、繰り返し、繰り返し…分散し、溶け込み、薄れ、色を喪い、消失する…そんな世界をみているようでした。

    川は、海は、月は、きっとそんな人々の想いすら流しさってしまうのでしょう。

    フィリピンと日本の場面転換、異なった時間の並存…空模様が変わるほんのひと時…意識が重なり、移り、遡るような感覚でした。

    「てがみ座」の公演は、今年、本作で終わりですが、できるだけ客演作も観に行こうと思っています。

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    2014/12/06 18:26

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