満足度★★★★★
無題1321(14-370) 「天才的な時代」
16:00の回(曇)。16:05開演〜17:10終演。2回目です。
7月の「7 月の夜」「空時計サナトリウム」に続くシュルツの作品。作品の一部が語られ、それは狂気の世界を描いているように思え、どんなものかと「シュルツ全小説(工藤幸雄訳)」平凡社刊を図書館で借りてみました。文字を追い、情景をイメージするのは難しく、何が起こっているのかさえもすっと消え去ってしまう。
2005年初版本(文庫、488頁)で1900円となかなかのお値段。
ポーランドの作家という点では、次回作「ハリー」(「ソラリス」)もポーランド、レム作。
ここまで刺激的な作品に仕上がってしまうことを考えると「ソラリス」は一体どうなっているのでしょう。映像でもいいので観たいものです。