国道五十八号戦線異状ナシ 公演情報 国道五十八号戦線「国道五十八号戦線異状ナシ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    どんでんがえし
    ストーリーの半分は説明にUP済みだから、その後からのレビューを拾う。

    以下はネタバレBOXに。。

    ネタバレBOX

    世界を滅ぼせる切り札(スイッチ)だけが手元に残された。

    そのスイッチを取り戻すべく、外務省職員の蒲生はアジトに乗り込む。
    そこには、大学生とフリーターと軍作業員、専門学校生の男4人と高卒の女、スージーと呼ばれる何やら怪しげな白装束の女が居たりする。

    アジトという割にはどことなく頼りなさそうな輩なのだ!(^0^)

    そんな頼りなさそうな輩だから、スイッチを奪い取ることがすごく簡単なように思える。。

    蒲生は教祖のようなスージーの支持により縛られてしまうが、諦めない。
    一人一人を説得し、スイッチを手中に収める為に、それぞれの性格に合わせてバラバラな事を言って将来の沖縄の具体的なビジョンを掲げてありもしないことを吹き込み、そそのかせる。

    この騙し言葉が絶妙で面白い!
    外務省職員の言葉に操られ、だんだんその気になる独立宣言者たち。。


    個別にそそのかされた輩は一見操られたかのように見えたが、ここでどんでん返しがある。

    蒲生が個別に唆した事がバレてしまったのだ。

    すると今度はスージーが畑に埋めたというスイッチをいとも簡単に蒲生は押してしまう。。
    実は自分はCIAの人間で、スイッチを押す目的で派遣された、というのだ。
    だから、核ミサイルは打ち上げられたが、君たちのミサイルは発射されてすぐに撃墜された。このミッションはクーデターから仕込まれたもので自分はクーデターメーカーから、来たのだと・・。
    日本人特有のすぐに物事を忘れてしまうノー天気さをチクリと風刺する。。


    この時点でスージーは実は私が蒲生を呼んだと告白する。
    今度は蒲生が有利な立ち位置になる。


    しかし・・・その次の瞬間にはそのスイッチがニセモノだった事が解り、今度は独立宣言者が優位になる。

    コマは完全に宣言者の手中に収まり、蒲生は愕然とするが、それでも彼の使命はスイッチを押すことにあるから、この沖縄から離れることが出来ない。
    つまりスイッチの行方が鍵なのだ。。



    そうして、更にコマは動く。

    アメリカ基地内に「正哲王国」なるものを立ち上げた彼らはスイッチが手中にあることを切り札にして、小さな王国を作るのだ!



    いあいあ、何が愉快って、蒲生の騙し言葉とどんでん返しの返しの返しの返しです。。

    そうしてばかばかしいが、非現実な6人だけの王国は自分たちの常識を疑うこともなく脈々と息づいているのである。。


    まるでそこが自分たちの城であるかのように。。



    そうして、スイッチが本当にあるのかは誰も知らない。


    2

    2008/08/30 16:47

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  • おーじ>
    毎回、貴方の博識には頭が下がりますわ。
    掛け合わせたなんて想像もしてなかったですわ。ってか、そこまで考えが及ばない!(^^;)

    はい、革命とかテロの色合いでした。

    おーじ、確かに緊迫感はないです。
    どちらかというとゆるい。(^^;)
    でもって、王国の人達も極悪人じゃあないです。
    外務省の職員も極悪非道な感じではないです。

    要は全体的なストーリーは鬼気迫る設定もないし、殺し合いもないし、血も出ない。
    残念ですわ!(^0^)

    2008/08/30 21:59

    この作品、タイトルが何かしら意味ありげで、かねてよりちょっと気になってました。
    ルート66と西部戦線異状なしを掛け合わせたみたいで・・。

    国道58号というから沖縄を舞台にした戦争モノかと想像してたのですが、戦闘より革命というか、ちょっと違うところに主体を置いた作品みたいですね・・。

    う~ん、この、「どんでん返しの返しの・・」と言うのは実際に観ないとなかなかピンと来ないでしょうね・・。

    タイトルの割には余り緊迫感は感じられないのですが、実際はどうだったんでしょ・・。



    2008/08/30 20:00

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