満足度★★★
大仰に過ぎる
タイトルのこと。私が観た回は観客に女子高生の集団がいてだからというわけではないがメインとなる出演者の年齢設定も20代前半ということもあってその辺の年代に向けて書かれた印象を持つ。客は若者ばかりではない。好きだのそうじゃないだの付き合うだのそうじゃないだの童貞だのそうじゃないだのそういう話題では少なくとも私は楽しめないしほとんど笑えていない。現実味を帯びた会話ややりとりは平田チルドレンならではと言ったところだがそれは私が演劇に求めるものではないので評価の対象外。たぶんあてがきのはずで観客はあてがきであろうとなかろうとどうでもいいのだがあてがきゆえのおもしろさは当然あるのだがその逆もあって時にあてがきしてんじゃねえよという感想を抱く。(あてがきじゃなかったら土下座。)何よりも今作品で何を言いたかったのかやりたかったのかが伝わらなかったが、かと言って今作品で見限る人でもなさそうでいずれまた観たいとは思った。