別れても好きな人 2014 公演情報 劇団競泳水着「別れても好きな人 2014」の観てきた!クチコミとコメント

  • これが、トレンディードラマ!
    劇場の折込みチラシを見て、チラシのイラストが好きな漫画家さんだったので気になって観に行きました。
    HPの紹介に「劇団競泳水着式トレンディードラマ」と書いてあったので、おしゃれな恋愛模様かな?と思っていたら、くだらなさと面白さと切なさが同居して、良い意味で裏切られました。
    続きはネタバレの方へ。

    ネタバレBOX

    別れても好きな人が心の凝りとなって、現在の恋人との関係を上手に見いだせない人々の話です。

    2004年、2014年、2024年と10年おきの過去と未来が同時並行に物語が進み、時折リンクします。どうしてだこの人達が付き合うに至ったのか?というのが、回想で分かるのではなく、同時並行する現在、過去、未来でつながっていく手法が面白かったです。

    コンドームの開発に人生を捧げた父のため、父親が亡くなった日にコンドームの風船をたくさん空に放つシーンがとても綺麗で、天井から一斉に風船がふわふわ落ちてきて、それがよく見たらコンドームで、滑稽さ、間抜けさがロマンチックでした。なのでもう少しその弔いのシーンを長く、というか、皆で風船で遊んで欲しかったです。風船が落ちて来たとともに片付け始めてしまって、えー、せっかくだからもっと皆で戯れてるところみたい・・・と思いました。

    主人公の修司(村上誠基さん)なんでも大事なものは冷蔵庫にしまっています。好きな人のありさ(相楽樹さん)と電話をするため頑張って貯めた10円玉、携帯、エロDVD。最後、奥さんとなったありさが新潟の元カレのもとに行かないように引き止めるため携帯でなく、10円玉をたくさんポケットに入れて走りだし、冷えた10円玉はさぞかし重かっただろうな・・・という苦しさが恋を引きずる男の気持ちのように感じられました。

    0

    2014/11/18 11:16

    0

    0

このページのQRコードです。

拡大