別れても好きな人 2014 公演情報 別れても好きな人 2014」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-20件 / 20件中
  • 満足度★★★★★

    ある意味時代劇
    登場人物の全員が、ほんの少し雑味が有りますが基本的には好人物で、ストーリーも全く摩擦力を感じさせない心地良さで上野さんは昔からアーバンでスタイリッシュな感じだったんだなあと感心しました。
    相変わらず、女性陣は魅力的ですしね。
    でも、今回の話、自分にとっては何より村上氏演じる主人公に感情移入しまくりでした。彼自身が醸し出す雰囲気を体現したような役で、男の愛すべきダメ部分に苦笑しつつ切なくなりました。笑い泣き?泣き笑い?の顔を本当に素晴らしい。

  • 満足度★★★★

    王道感漂う恋愛モノ
    最近の劇団競泳水着の不倫とかを扱った少しエグ味のある作品とは違うのがよく分かった。チョッと観ている方が照れてしまう様な王道感漂う恋愛モノを軸に、後のエグ味につながるような谷田部美咲のストーリーも好み。

    ネタバレBOX

    村上誠基が良かった。セリフの間で笑わせたり表情で笑わせたりするかと思えば、グッとシリアスに恋愛モノを演じることの出来る引出しの多さと器用さに感心。彼が出ている作品には大きなハズレがない印象。

    出てくるの女優陣が皆綺麗なのだが、その中でも亀田梨紗が一番良かった。『Romantic Love?』でも見せた報われない一途な女がとてもよく似合う。女子高生、女子アナと20年を演じ分けつつ終始可愛げがあるというのが秀逸。

    基本シリアスな中で、武子太郎の少しストーリーから少し離れている役柄でのコミカルな立ち回りに力量の高さを感じる。クロムモリブデンの劇団員は客演すると本当に技術の高さが際立つ。FRISKカシャカシャやってるのが笑えた。
  • 満足度★★★★

    恋愛
    再演のようだが初見。
    恋愛の奥深さ。
    人間の面白さ。

  • 満足度★★★★

    時は流れる
    時間軸や展開の重なりが楽しい無脊椎なラブコメディといったところか。恋に骨抜き、右往左往……。 女性陣はみんな魅力的でかわいいし、男性陣はさすがの貫禄で笑いの取り方が秀逸でした。

  • 満足度★★★★★

    千秋楽
    女優陣が素敵

    ネタバレBOX

    相楽樹さん推しのため初日と千秋楽の二度観ましたが、特に妖艶な福永朱梨さんとお澄ましな亀田梨紗さんが際立って素敵でした。

    それに、相手を信じることができるかどうかが最後の分岐点になるというメッセージを頂きました。ありがとうございました。

    備忘録として以下整理しておきます。ありさが患者であったコンドーム開発者の木村さんからもらったコンドームがバッグに入っていたのを修司に見られ、修司が以前家庭教師をしていたアナウンサーの田中瞳に相談したのをなぜかありさが知ってしまい、そんな頃、恐らく直前にありさの元カレが訪ねてきて会ってしまったという後ろめたさがありさにもあり、お互いがふと疑念を抱いたことが原因となってありさは家を出たのだったと思います。

    赤い貯金箱は、バイト先でのクリスマス飲み会におけるありさから修司へのクリスマスプレゼントでした。

    修司は2014年の今、ありさが元カレと会ったこと、そしてこれから会いに行くことは知らないはずなので、ラストシーンは2004年の修司が2004年のありさに電話しているシーンと、2014年のありさが2014年の修司からの電話を受けているシーンの合成でした。
  • これが、トレンディードラマ!
    劇場の折込みチラシを見て、チラシのイラストが好きな漫画家さんだったので気になって観に行きました。
    HPの紹介に「劇団競泳水着式トレンディードラマ」と書いてあったので、おしゃれな恋愛模様かな?と思っていたら、くだらなさと面白さと切なさが同居して、良い意味で裏切られました。
    続きはネタバレの方へ。

    ネタバレBOX

    別れても好きな人が心の凝りとなって、現在の恋人との関係を上手に見いだせない人々の話です。

    2004年、2014年、2024年と10年おきの過去と未来が同時並行に物語が進み、時折リンクします。どうしてだこの人達が付き合うに至ったのか?というのが、回想で分かるのではなく、同時並行する現在、過去、未来でつながっていく手法が面白かったです。

    コンドームの開発に人生を捧げた父のため、父親が亡くなった日にコンドームの風船をたくさん空に放つシーンがとても綺麗で、天井から一斉に風船がふわふわ落ちてきて、それがよく見たらコンドームで、滑稽さ、間抜けさがロマンチックでした。なのでもう少しその弔いのシーンを長く、というか、皆で風船で遊んで欲しかったです。風船が落ちて来たとともに片付け始めてしまって、えー、せっかくだからもっと皆で戯れてるところみたい・・・と思いました。

    主人公の修司(村上誠基さん)なんでも大事なものは冷蔵庫にしまっています。好きな人のありさ(相楽樹さん)と電話をするため頑張って貯めた10円玉、携帯、エロDVD。最後、奥さんとなったありさが新潟の元カレのもとに行かないように引き止めるため携帯でなく、10円玉をたくさんポケットに入れて走りだし、冷えた10円玉はさぞかし重かっただろうな・・・という苦しさが恋を引きずる男の気持ちのように感じられました。
  • 満足度★★★★

    別れてもなお、
    この時期に観ると、ふいに・・・。

    ネタバレBOX

    思い返すような。
    寒い冬に観るとなんとも言えないこの感じ。

    個人的には劇団競泳水着で過去に観て好きな
    「すべての夜は朝へと向かう」に
    舞台セットの作りが似ており、
    時系列ごとに10年おきの過去、現在、未来を描く。

    再々演ということで
    私は初見ですが10年前の初演から、
    公衆電話が真新しいものとなり、
    携帯電話が見慣れたものになったのが
    大きな違いだろう。

    公衆電話も10円玉も上手く活かされているなと思った。

    自分が好きになった方だと
    どうしても相手の立場の方が優位になって
    悪く言えば相手に翻弄されてしまいがちなのかもしれない。
    必ずしもそうとは限らないけど。
    そういった報われきれない思いが絡まってる感じはあった。

    キャラクターとしては、
    福永朱梨さん演じる女子高生の無垢だけど、妖しい感じが良い。
    一途に婚約者を思う松下仁さんに迫るところが印象的(笑)
    亀田梨紗さんの凛としている表と裏のギャップが良かった。
    篠原彩さんはキュートでしたが、もう少し深く描いてほしかったな。
    武子太郎さんは良い立ち位置でコメディパートを担っており面白かった。
    村上誠基さんの抑えた演技と相楽樹さんの夫婦が新鮮。
    CAの須田彩花さんと教授の松木大輔さんは良い存在感だが、
    違うかき乱し方をしてほしかった。
    すがやかずみさんのはかなげなところ、
    対照的に奔放な女性を演じた谷田部美咲さんも素敵だった。
  • 満足度★★★★

    これこれ
    競泳はこれでいいんだよ。
    「真剣恋愛」も再演して欲しいね(単なる女子アナ好き)。
    すがやかずみの違和感半端ない。

  • 満足度★★★

    懐かしい感じ
    舞台の1段下にもセットがあって
    同時並行的に物語りが進んで行くのが
    見始めた頃の競泳さんに良くあった形で懐かしい
    沢山の一方通行気味(すれ違い)な思いが沢山
    そんな群像恋愛も独特なものですね。
    現在、過去、未来
    主人公2人の未来のま見れませんが
    女性2人未来で安堵の再会シーンは不意に感動しました。
    「こんな未来もあるんだろうな」とリアルに思えるようになったからでしょうか?
    真剣なのに笑える人物の台詞、それが好きで毎回見ちゃう。
    亀田梨紗さん、ツンとした雰囲気も似合います。
    大阪の楽も終わったみたい、お疲れ様でした。(TBもやっと完了)

  • 満足度★★★★


    初見の作品。過去10年の変遷は楽しかった。うまくてよくできていると思う。もうひとつ心をズキューンと射抜くものがほしい。10年後に新バージョンを観てみたい。

  • 満足度★★★

    チラシはキリンで劇中はアサヒ
    現在、過去、未来を同時進行で見せる手法でしたが、電話機器の違いで時代の違いを表現してるのにはおもしろいなと思いました。
    ですが「現在」は現実と同じ2014年で過去未来はそれぞれ10年前と10年後というたったの10年きざみのわりに過去はなんとなく昭和感出てましたし未来はSFすぎないか?と思ってしまい、設定をすなおに受け入れられませんでした。(個人的に、現在過去未来をはっきりわけるよりもっと錯綜しててもいいんじゃないかなとも思ったり。)
    あと残念だったのが、ありさが最初はかわいい女の子だったのにどんどん何考えてるのかわからない変な女になってしまったこと‥。ほかの登場人物にも言えることですが、ひとりひとりの細かい描写があまりないせいで結構ほとんどの人たちが何考えてるのか謎でした。
    それでも役者さんがみな良かったので、最後まで楽しく観られました。

  • 満足度★★★★

    いいキャスティング
    いい役者さんのいい芝居を見た感じ。

    一番アクセントになっていていいと思ったのは、ニュースキャスターの2人(特に、女性キャスター)。

    個人的な問題ですが、40過ぎたおっさんには、ちょっとピンとこないストーリーだったかもしれない。

    ネタバレBOX

    ピンとこないストーリーというのは、「みんなピュアだなあ」と。
    ピュア過ぎて、もう世の中で埃まみれになった私とは遠く離れた世界。

    一番、感情がみえなかったのは、ありさ。何を悩み、何を考えて、何がしたいのかよく見えなかったのは残念。

    上から降ってくるもの、(私の記憶が確かならば)セリフではカラフル、といっていたのに、実際はまったくそうじゃなかった気が。

    あとラストシーンで連呼される「下ネタ」。ちょっと興ざめしたのは事実。
    あまりうまい使い方じゃないかなあ。("個人の感想です")

    2014年の亀田さん演じる女性キャスターと夫婦2人それぞれとのやりとりのシーンが一番気に入りました。

    あと、前半のシーンで、谷田部さんの"ビッチ"なかなか感じ出ていて、全体の話に入り込みやすい。

    10円玉を冷やしていたのはいいネタ振りだった。
  • 満足度★★★

    10円
    面白い。120分。

    ネタバレBOX

    長澤まさみ17歳
    バイト仲間のありさ(相楽樹)に想いを寄せる修司(村上誠基)は、10円玉を積み上げて公衆電話からせっせと電話する。新潟の彼氏にフラれたありさと映画を見に行くも、ありさの心に残る元彼が壁になり踏み込めずにいたが、ついに電話で想いをぶちまける…。
    長澤まさみ27歳
    結婚したありさと修司だったがありさは距離と時間を置こうと出て行ってしまう。修司の家には、結婚間近だが一度だけ関係をもったアメリカ人が忘れられない妹・明子(谷田部美咲)とその婚約者・孝太郎(松下仁)、二人の大学の先生で明子が好きな水村(松木大輔)、明子の友人で明子が好きなユキ(須田彩花)、修司のいとこ・七海(福永朱梨)らが出入りして落ち着かない話が続く。そして、修司はありさからのプレゼントである貯金箱から10円玉を握り締め公衆電話へ向かう…。
    長澤まさみ37歳の頃
    スペースシャトルのハイジャック事件が起こり、アナウンサーの田中瞳(亀田梨紗)は人質に中に大切な人がいるとして気が気でないが、救出されると仕事ほったらかしてユキの無事を喜ぶ…。

    性別年齢職業などいろんなものを超えて存在する愛をちりばめた作品。メインのありさと修司の話は、ラストのクロスする演出と村上の熱気でいい終わり方。明子と孝太郎の話で出た、別れた相手のこと気になるかというとことかも心突かれる。
    笑えるとこも多くて飽きない。キャスター木村(武子太郎)のフリスクスキルとか地味にユニークで上手い。何気にユキの中学生演技がいじらしくていい。

    村上とか武子とか松木のユーモラスな空気が生き生きしているけども、シリアスな調子のシーンにもうちょい球威があってもいいかなと。ライトな感じでf通に楽しかったけど。
  • 満足度★★★

    んー
    話が10年前からアップデートされた部分もあるが、正直ツボに来る部分はあまりなかったなあ。前作の方が新作だけあって、リアルな話に感じられたけど、流石に再演には向かないように感じました。

    ただ、役者さん達は皆さん素晴らしかった。

    新作でこの座組でもう一度観てみたい気はする。

    前知識が無ければ、もう少し楽しめたのかな。

  • 満足度★★★★★

    10円玉で掛ける公衆電話はいいです
    競泳水着さんの『別れても好きな人2014』(休憩なしの120分)を11/7のソワレで観劇。今年は不思議に競泳水着さんを観る機会があり、2月の『許してほしいの』、9月『弄ばれて』に引き続いて、晩秋のこまばアゴラ劇場を訪れました。アゴラに行くのは、1月の青組さんの『人魚の夜』以来です。内容は、一組の夫婦とその関係者(主人公の妹とその婚約者、二人の恩師、妹の友人、主人公の教え子)の相当に壊れた恋愛模様を過去、現在、未来が相互に入れ替わりながら進む群像劇。本編では、男性は総じてロマンチックに描かれており、少々押しが弱い草食系男子揃いで、女性の心を射止められない。一方、女性(女優陣はおキレイな方揃いです)は結構肉食系女子で、別れても好きない人を追いかけ、また非ぬ方向へ走っていきます。その男女のすれ違いとギャップがとても楽しい舞台でした。古いですが、ラストの公衆電話からの告白はとても良かったです。

  • 満足度★★★★★

    グッとなりました!
    観ていて、いろんな思い出が、舞台に重なった2時間♪
    舞台演出もうまく構成されていて、終わったあとに、とても爽やかな気持ちになりました!
    何も計算せずに、恋するっていいなあと。

  • 満足度★★★★

    みてきた
    テレビドラマみたいで面白かったです。
    相楽さんをみたい人は舞台に向かって右側の客席を、村上さんのフアンカルロスの方は概ね左側の客席へどうぞ。

  • 満足度★★★

    ネタばれ
    ネタばれ

    ネタバレBOX

    劇団競泳水着の【別れても好きな人】を観劇。

    一組の夫婦の破綻から始まり、それにつながる妹、友人などの恋愛模様を現在、過去(10年前)、未来(10年後)に渡る恋物語。

    恋愛ものの題材を多く扱う劇団で、作・演出が男性なのだが、それほど男性目線にはならずに描いているのが何時もながら良いところだ。
    恋愛ものを扱う場合、女性作家が描くとエログロく、はしたない作品が多いのだが、その辺りは男性作家らしく、恋愛ものは常にロマンチックに、そして男は常に女々しく!を定石にしているようだ。
    そして今作は、恋愛とは美しいもの、そして生きる糧になる!がテーマであったようだ。

    何気に何時も目にしている俳優の村上誠基と亀田梨紗が非常に良い。
  • 満足度★★★★

    いい話など要らない
    戯曲としての面白味は薄い。
    しかし、俳優陣の演技に助けられていて最後まで楽しめた。
    役者では篠原さんと相楽さん目当てで足を運んだが、亀田 梨紗さん・すがやかずみさん・谷田部美咲さんといった俳優の今後も楽しみ。

    ネタバレBOX

    篠原彩さん、武子太郎さん(クロムモリブデン)などは出オチ的お笑い担当でとにかく楽しい。

    亀田梨紗さん:女性としても役者としても今一番いい年代、「買い」の女優さんですね。オジさんファンが急増するかも。
    すがやかずみさん(野鳩):出番は少ないが、彼女の味わいのある面差しがとても印象的だった。

  • 満足度★★★★

    楽しい楽しい相関図
    色々あって楽しかったのですが、切なさとか胸キュンは感じませんでした。

    ネタバレBOX

    相楽樹さん演じるありさが主役かと思って期待していましたが、決してそうでもありませんでした。

    明子を巡る婚約者、担当教授、親友のCAの四角関係は面白かったです。ただ、そんなことしなくても分かるだけの実力が女優さんにはあるのですから、明子が心に思っている人についてCAが性別を確認したのは余計でした。

    CAの確認なども含めて張り巡らせた伏線の回収にドヤ感が感じられたのは若い頃の作品だったからでしょうか。

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