3 youths on the sand 公演情報 無隣館若手自主企画vol.5 ショーケース企画「3 youths on the sand」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    2.5トン
    三作品を縛る共通ルールは本当に必要なのかと思いました。

    ネタバレBOX

    2.5トンの細かな砂を敷き詰めた中での三編。

    『隣人の顔』(脚本・演出 堀川炎)  カウンセラーのところにカウンセリングのためにやってきた女性は高2のときの片思いの同級生だったという話。

    当時彼女は男の弟と付き合っていたことが判明したり、野良ラクダがいる土地柄からここは中東だったんだと分かる面白さはありましたが、片思いした方が思っているほど相手は覚えていないということで、漸近線に接近して急速に離れていくような、前フリの割には何の発展生もないストーリーでした。砂を意識して中東を舞台にしただけのことでした。

    『不眠普及』(脚本・綾門優季、演出・蜂巣もも)  新興宗教の人に薬物中毒にされ、大勢の信者のための性の相手にされている女性の話。

    薬物のせいか、自らも身体の欲求に耐え切れず、寝る間も惜しんでセックスに没頭するまでになっていました。そして、砂の存在から、これはイスラム国に拉致された女性のことではないかとはたと気が付きました。途中退屈なところもありましたが、そこに気づいてからは、ルールに則りながら国際情勢を反映した作品に仕上げた力量に感心しました。

    『Closet』(脚本・演出 下田彦太)  就職試験でM鷹市ストーカー殺人事件の分析報告の課題をこなそうとしている初対面の二人の就活学生の話。

    ロールプレイング中に二人の過去が明らかにされたりしました。役者さんの一人が鼻グジュグジュで、途中で鼻をすする見苦しいシーンもありましたが、アフタートークで細かな砂のせいということが分かって納得しました。で、砂は何を意味しているのでしたっけ。

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    2014/11/16 13:17

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