サナギネ 公演情報 ベッド&メイキングス 「サナギネ」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    幼生サイド
    面白い。120分。

    ネタバレBOX

    とある島に住むヨシノ14歳(岸井ゆきの)は母・ソメコ(片岡礼子)、姉・ヤエ(中丸シオン)らと暮らしている。そこに小説家を目指し入水自殺未遂した父・シズオ(佐伯新)が帰ってくる。家族はざわつきと微妙な心持ちになるヨシノは、演劇発表会の日、孤児のキンコ(町田マリー)につれられ、貨物船にて島を出る…。

    ここまでが仕切りあり。カーテンが開き成体サイドと劇場が一体となる。ずだ袋に入った岸井が24歳のヤヨイ(清水葉月)と入れ替わる。ここのとこの変化とかずだ袋から半身を出したヤヨイの姿の効果とか面白い。ヨシノとヤヨイが会話するシーンとか、本作品ならではの一緒に存在している感が上手い。当初、別々の芝居が音だけ聞こえるって微妙だななんておもってたけど、いい方向に作用させてた。

    ヨシノがヤヨイに言った未来が過去を決めるとか、更に未来のヨシノ(野口かおる)が昔の自分を一言「若かった」と評するのとか、B&Mらしい哲学を感じる。なんか、片面だけのときは小難しい表情が多かったヨシノが、ヤヨイにズケズケ物を言う際の晴れ晴れとした顔つきが印象的。島を出る際の開放感とかと似ているのかなと。

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    2014/11/10 00:26

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