かなたから 公演情報 アンティークス「かなたから」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    らしい
    随所に涙のツボが用意されていました。

    ネタバレBOX

    今回はカルト教団の化学兵器によって家族を殺された男が犯人とされた事件の冤罪を晴らす社会派ドラマに徹しているのかと思っていましたが、やはりそこはアンティークでした。

    宇宙人の赤ちゃんを自分の子として育てたことがストレスとなって妻であり母である笙子がカルト教団やすらぎの家に入信したとしたら、可愛いきことはいえ、結果的にはえらい迷惑なお邪魔虫だったわけで、そのような認識があったのか、100年後きこが宇宙に帰るときには、夫婦がきこに出会う前の状態に戻して帰って行きました。

    20年以上に亘る服役のことや冤罪を晴らすための労力、人と人との出会いや宇宙人と人との出会いも宇宙人の時計からすると一瞬であり、さらには無かったことになったのかもしれません。宇宙人と人間の時間軸の違いは、音楽座『シャボン玉とんだ宇宙までとんだ』を彷彿させました。

    ハレー彗星が来た1986年から再スタートする夫婦には、流産を乗り越えて今度は赤ちゃんが授かるかもしれません。宇宙人なら産めない身体になった笙子を治療してあげたはずだと思っています。

    親は親、子は子、個人を大切に考えているところが素敵ですが、ケケケや黒い子やラムネ菓子など何となくワンパターン化しているようなところは少し気になりました。

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    2014/11/08 10:57

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