満足度★★★★★
原点回帰の暴走J
まさしく女体シェイクスピア第1弾「悩殺ハムレット」の再来?
原典を「ある世界」に翻案して90分を割る尺に収めながらも要点はちきんと押さえて名台詞も網羅するという。
しかもその台詞がちゃんと設定した世界の言葉に「翻訳」されているのがタマらん!
思えば第2弾以降「柳の下のドジョウ」にならないよう差別化のための工夫を重ね続けたフシがあり、前作などは考え過ぎな感さえ無きにしも非ずだったのがシェイクスピア作品中で1、2を争う有名作品を手掛けることもありその呪縛から解き放たれて原点回帰、シンプルな面白さが帰って来た!という感じ。
キャスティングも劇団員3人がワキを固めて土台を築き、その上で戦隊、ライダー経験者やミスマガジン出身から初舞台までの多彩な女優陣が縦横無尽に駆け回るというもので、女優系として嬉しい限り。
ホント、面白かったなぁ…。