六悪党 公演情報 トライヲンズ「六悪党」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    まっすぐな
    何が「正」で何が「悪」なのか。
    皆がまっすぐに信じたことに
    突き進むことだけに全てをかけた時代。

    そんなことを考えた芝居だった。
    各キャスティングの妙も、今回は面白い。
    感想はTwitterですでにのべていたが
    改めて。

    ネタバレBOX

    武士の考え方の中
    観ていてふと、三上君の木村が面白いポジションだったなと思い返す。
    全体的に引き込まれる緊迫した流れの中に
    ふと、息をつかせてくれる木村。
    「今」を生きている武士の中で
    もっと、「未来」を客観的にみていた木村だった。
    山崎さんは、「天閉じ」以来だったかと。凄みというか、「結城」役での熱さは、ただぶつけるのではない、やはり、凄みや深みのようなものを感じた。対する飄々とした「葵」役の小谷さんとの対比が面白い。
    「須貝」役の高橋さんは、全面に「嫌なヒト」
    で物凄く嫌な人になっていた。でも、小柄ながらあの人を威圧する感じ、凄いなと。
    「荒木」役のポカさん。個人的に拝見していたツイートでのイメージから想像を超えるギャップに一番びっくりした。
    「松田」役の土田さん。荒々しい獣のような役柄。しかしながら、忠義を忘れないまっすぐさ、観ていて惹かれる芝居をされる方だった。
    「檜垣」役の杉浦君。杉浦君のいい要素を山崎さんがすくい上げてのこのキャスティング。杉浦君を知ってる人だからこそと、勝手に納得。
    総じて、感じたのは「キャスティングの妙」、俳優の演出の強み、熱いホン、などが集結しての「六悪人」だったのかと。旗揚げで、良きモノ観させて頂いた。

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    2014/10/13 11:33

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