LINX’S PRIME 公演情報 演劇ソリッドアトラクションLINX’S「LINX’S PRIME」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★★

    若さあふれる⑥劇団のまつり
    久しぶりのLINX'S。最高でした。

    前回の世界館公演から約1年半の充電期間を経たLINX'Sはその名の通り、いろんな劇団がリンクして、クロスするショーケースイベントとになってました。

    今回は25歳前後の6劇団による若手劇団のみのLINX'S。これまでにないパワーがみなぎって居ました。年間観劇総数300本の石田さんがチョイスした6劇団。どれも素敵でした。前説から始まり、終演の歌まで約3時間。ここぞとばかりに、石田さんの思いが詰まった公演だったなって思います。

    ただ、すこし下ネタが多かった気もします。

    ネタバレBOX

    各劇団の感想は下に書いときます。

    ・KING&HEAVY(神戸大学自由劇場出身ユニット)
    A::コントの発想は素敵だったと思います。A公演のトップバッター会場がかなりわいたと思います。

    B:芝居としてはおもしろかったです。ただ、少し体感時間が長かった気がします。それでも、他の劇団にはないキレキレのダンスは素敵でした。

    ・劇団ちゃうかちゃわん(大阪大学演劇サークル)
    エンタメと時代劇の融合した芝居、MCの方も言ってましたが、あの狭い空間で殺陣をやったのはすごいと思います。ただ、殺陣もう少し当てて欲しかったな。あたってないと少しさみしくなります。あと、もう少しエンタメのシーン削ってでもコンパクトにしたほうが見やすかったような気もします。

    ・犬と串(from東京)
    A公演は、トリ。B公演はモタレという場所でインパクトを残して帰ったなというの第一印象です。最初は、「え!」って感じだったんですが、みれば見るほどはまる中毒性のある芝居だったなって思います。まさか、あの恰好で5分近く芝居するとは思いませんでした。制作のよこいさんの笑顔が素敵でした。

    ・劇団ほどよし(from大阪)
    A:練りに練られたストーリーは圧巻でした。あの芝居はもう一度意味を理解していから見たくなる芝居ですね。いろんなところにちりばめられた伏線を回収するのは一回では少し難しかったです。

    B:B公演のトップバッターとして、安定感のある会話劇。今回の公演は日常をテーマにした明るめの芝居がほとんどなかっただけに逆に異色でした。続きが気になりますね。

    ・がっかりアバター(from大阪)
    A:発想がすごくよかったです。休憩あけのお客さんの心をぐっと掴んだなって思います。坂本アンディさんがセックスをするという発想の芝居は、ラップあり、ダンスありのとても賑やか中芝居だったと思います。

    B:Aと全くタイプの違う芝居。ひたすら暗い芝居。でも、それが人間の内面なんだろうなって思いました。乾さんと葛原さんはえ!って思いました。こんな表現方法もできるんだなってがっかりアバターの守備範囲の広さにびっくりさせられました。

    ・匿名劇壇(from大阪)
    A:LINX'S03公演以来の観劇。いろいろなことに挑戦するなって思いました。福谷さん得意のメタフィクションは誰が一体本当なのかわからなくなるぐらい情報が入り乱れていましたね。あのスローながらもじわじわくるテンポが好きでした。

    B:犬と串のあの空気をどうするんだろうと心配していましたが、その心配は無用でした。開始すぐに福谷さんの各世界に引き込まれていました。今回の芝居のなかで、一番好きな芝居でした。テンポ、ストーリーがとても素敵でした。匿名劇壇さんの本公演を本当に見に行かなければって思わされますね。
    また、AとBをみて、はじめてあの舞台装置のいくつかの意味がわかるっていう伏線もおもしろい仕掛けだなって思います。

    全体を通して、③時間越えるはやっぱり事前に告知が欲しいかったです。長すぎるが故に、最後の劇団を見ずに帰ってしまう方を客席で何人も見ました。もう30分短くてもいいので、石田さんのお勧めする全部をパッケージでみれるようになっていればよりよかったなって思います。

    次回の5月も今から楽しみです。

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    2014/10/02 15:46

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