期待度♪♪♪♪♪
想像力の視座 伊良湖の海岸にヤシの実が流れついたという話を聞いただけで、藤村は「椰子の実」を書き、開高 健は矢張り、ちらりと耳に挿んだ話題を頼りに「パニック」を書いた。想像力の翼とは、きっかけが小さい程良いものだ。ルポルタージュは、無論、現地に足を運び、綿密に取材して書かねばならぬが、小説や詩、劇作は、ルポルタージュに比べると、創作部分が矢張り大きいと言わねばならぬ。その意味で、滋賀から臨む福島は、非常に優れた視点と言えよう。
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2014/09/30 16:12
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