Libido 公演情報 創作集団Alea「Libido」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★

    Libidoとは、本能に基ずく欲望と精神的エネルギー?
    大学居時代、仲良くなった7人組を中心に、楽しかったモラトリアム期である学生時代と社会へ出てからの脱落者人生を中心に描いた作品

    ネタバレBOX


     役者ばかりでなく、恐らく作家や演出家も若いのであろう。舞台美術など、非常に面白い作りになっているのに、(最も客席に近い側は、額縁が、中ほどで切断され、それが、上下にずれた状態で、斜めに設えられ、更に奥の舞台を絵画の中を見るように工夫されていたり、奥で実際に役者が動き回る舞台の床は、手前が高く、奥が低い坂状になっていたり)この舞台美術の完成度と話の内容が、チグハグなのである。そのことで不安定感を表現したいなら、役者は役作りに当たってもっと具体的に何を演じるのかをヴィジョンとして明確化して欲しい。それが、し難いのであれば、シナリオの詰めが甘いのである。実際、ダラダラした生活(学生時代も社会人になってからも)しか描かれておらず、劇中、物語全体を条件づける決定的な要素としての価値観または、価値の崩壊が表されていない。従って演劇というよりは、日常でしかないのである。
     メンタルなレベルで出口無しということを感じていてもそれだけでは足りない。少なくともそれが、一体何を意味するのかしないのかを哲学的に考えてみる程度の作業は必要であった。そうすれば、体制のマヤカシを透視する視座が、少なくともその断片は見えてきたであろう。
     まあ、日本はアメリカの実質植民地なのに、それを政府・官僚・メディア・「カルチャー」等々は、意図的に誤魔化してきた訳だから、薄められ平準化され商品化された「カルチャー」を消費して捨てることで、時間つぶしをして来たに過ぎない人々には、既に脳内に内実のあるものはなく、ただのスッカラカン、スカスカであることは、理解できるのだが、だからこそ、アナログが基本の演劇は、棹さして欲しいのだ。

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    2014/09/21 12:34

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