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怪人21面相
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怪人21面相
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unicorn(1870)
満足度
★★★★
アジト
面白い。110分。会場的に、夜公演だともっと良い感じかもしれない。
ネタバレBOX
蓮見(植村宏司)…グリコ会社役員。部落出身の父が馬車馬のように働いたにも関わらず解雇され自殺した。
鳥羽(小野ゆたか)…朝日新聞記者。海上自衛隊の機密情報が朝鮮総連へ流れたことをすっぱ抜き、干された。
幸村(井内勇希)…韓国諜報部員だったが、暗殺時にヘマをやり追われるハメに。皇居の濠で白砂に助けられ、白砂の手足となる。事を思い出すと過呼吸
になる。
白砂(西原誠吾)…元公安刑事。グリコ森永事件のブレイン。公安時の部下(現警視正?)と接触後、部下が焼身自殺したことにショックを受ける。
グリコ森永事件の犯人4人のアジトが舞台。あまり事件のことは知らないけども、作品自体が事件よりも4人の男とそのバックグラウンドに重きを置いているため支障ない。むしろ、韓国大統領暗殺事件とか部落とかの内容に予備知識あったほうがよいかもしれない。
距離感のある4人が終盤でみせる人間味がホットな舞台。特に、公安刑事だった白砂と自殺した警視正との関係とか幸村との関係とか、感情移入できないけど見ごたえある。幸村が韓国CIAを殺したため、窮地に陥る終盤、それでも幸村を助けてやると気概をみせる白砂に向ける幸村の表情が得もいえない。
組織とか会社とか社会とか「人」の集合であるものを、歴史的犯罪者たちの視点で斬っていくとこも面白い。
客席から見えない2階を使用した演出も上手いなと。声が聞き取りにくいとこもあるけど。ラスト、紙飛行機が2階から飛んできて、幸村が終息宣言文を書いたと2階へあがっていくところで幕となる〆も上手い。
毎回凝ってるチケットは今回も凝ってた。新札使うなと警察に知らせるなはウケた。
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2014/09/20 18:23
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