ギンノキヲク FINAL 公演情報 ラビット番長「ギンノキヲク FINAL」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    身につまされる
     ラビット番長の人気シリーズも、今回で一応、ファイナルだ。流石に安定した作りである。が、自分は、其処に不満を感じた部分がある。今作で気に入った役者は3人、作・演出も手掛ける井保 三兎さん、福田役の福田 貴之さん、そして、ヘルパー役の西川 智宏さんだ。作・演出を手掛ける井保 三兎さんが、実際に介護の仕事に就いていたからこそ、書ける作品ではあろう。
    劇作家になっても、人の心を思い遣る気持ちや、その想像力の質が、相手の立場に立って考えるという点は、介護職の時も、今も、余り変わらないのではないか。そう感じさせる想像力の劇である。と同時に、描かれている方々には、実際のモデルがあるとか。

    ネタバレBOX


    認知症や不随・麻痺などの不自由さと本人の意識の差や、植物状態になっても生きることが、果たして、本人にとっても良いことなのか? 等々、安楽死問題にも繋がる重い問いは、我々の日常と切っても切れない状態にある。観客の中にも、そのような家族を抱える方は多かろう。人口構成が、底辺の広い三角形ではないのだから、高齢者を抱える家族が多い。今作についての詳細は、他のコリッチメンバーが語ってくれよう。自分は初日に拝見したし、余り、露骨なネタバレは好みではないので、此処から先は、ちょっと、触発された話で行く。
    年をとれば、色々な所にガタも来る。機械だって、材料にだって経年劣化はあるのだ。人間の体だけが、何時までも健康を保てるわけが無い。IPS細胞のような技術が発達してきた昨今、将来的に自らの身体から取り出した組織で拒絶反応を起こさないあらゆる臓器ができたとしても、それが、どれくらい持つか等は、多くの臨床を経なければならないわけだし、研究は、まだ、始まったばかりだ。リスクも考えなければならないし、そのリスクの内には、人間だけが増え続ければ、地球全体の生態系がどうなるかも、当然のことながら含めなければならない。生態系の最上位に生きる地球の生き物として、生まれ、生き、死ぬ。それも当分の間は、この地球上で。全地球上の生物悉くを殺しかねない核及びその廃棄物と共に。人間が核で滅ぶのは、自業自得であるが、他の生物に迄迷惑を及ぼすのは、矢張り犯罪である。進化論が正しいならば、人間など滅んだ所で大したことではない。だが、ゲノム・DNAに甚大な損傷を齎す核技術を持った、食物連鎖最上位の生き物が好き勝手をやって良い、ということではない。そんなことまで、生き死にという問題は考えさせてくれるのだ。

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    2014/09/20 04:22

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  • ハンダラ様
    ご来場ありがとうございました。
    ギンノキヲクが触発されたことがあることだけでも嬉しいです。
    初日で不安が多くありましたが、貴重な意見を頂けてありがたかったです。

    2014/09/25 13:05

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