お前ら全員、「コント師」になれ!
学園祭。薄暗い教室から漏れる、20代の「笑い声」。
ダンス・サークルが正門前のステージで「衆人」を相手に踊り狂う数十メートルに、その熱狂空間がある。
劇団だるい の「短編集」を二時間近く観劇して 残った感覚は それだった。つまり、「混沌」だ。
彼らは「社会人劇団」を自称するが、30代に迫りつつある年齢の人間が「青春現役中」なのである。しかも、驚くべきことに、その「技術」は「学園祭」ではなく、「マイナー」でもない。
彼らは青いまま成長していく「アスパラガス」だ。
もっとも、「企画説明」のコントには 「社会人」がみられ、どこか世間を醒めた目で観察し、「笑い化」する手法を発揮していた。