満足度★★★★
期待以上でした
最近よく言われる日本の右傾化をテーマにした作品でした。
この種のテーマを扱った作品は、総じて、秘密保護法、集団的自衛権にヒステリックになりすぎて、過剰に不安を煽ってくるので嫌なのですが、今回の作品は、過剰に思想を押し付けてくる感じがなく、演劇として楽しめました。
演劇自体は完成度が高く、楽しく集中して見られたのですが、終盤になって劇団側を正義、公安側を悪として、鮮明に線引きしてしまったのは、個人的には不満でした。
公安側も自分達が信じる思想に基づいて行動してたはずなのに、最後はただの悪い人になってしまったのが残念です。
っと、まあ否定的な事を書いてしまいましたが、全体的には大満足でした。