満足度★★★★
短篇集の尽きない魅力
ただ「短編」というくくりだけの物語たちを集めて上演する。珠玉の公演でした。
あまりにもそれぞれの物語たちのカラーが違うのです。しかしそれゆえに楽しむことができました。
普段は作・演出を一人でやっている6番シードとバンタムクラスステージ、その作と演出を分けた作品など、お互いの劇団のファンにしてみれば非常に新鮮に客観的に見つめることができる機会にもなり、1回では本当に物足りないものになっていました。
ちなみに、「観たい」に書いていた各回2回は観たいという目標は、無事にクリアできました^^
遠征者ゆえに中身を観てから追加ということはできず、2回しか観られなかったコースは残念でした。
各回後のイベントもあったわけですが、特にスイカ割りと流しそうめんは次にいつお目にかかれるかわからないイベントでした。
貴重な経験をさせてもらいました。ありがとうございました。
一つだけ文句をつけるとするなら、舞台美術でしょうか。
バンタムクラスステージは素舞台が多く、6番シードは舞台美術が凝っている。今回、その中間というよりは、むしろほぼ素舞台に近いものでした。今までに観てきた舞台で舞台美術が全く意味をなしていないもの、たしかにありました。ありましたが、やはりそれだとなんとなく消化不良感が残るものです。
これで満足度が下がるわけではありませんが、必要無いなら舞台美術を排除するだとか、もうすこし舞台美術を考慮した演出をするだとか、勇気を持って欲しかったという思いもあります。
以下各話ごとの簡単な感想をネタバレBOXにて。