満足度★★★
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パンフレットにあるシュトックハウゼン自身の言葉を読む限り、
「それが具現化すればとんでもない舞台だ」と思ったが、
少なくともこの公演はその言葉にまったく追いついていない。
(「雅楽版」はどうだったのだろう?)
ただ、言葉が示している地点が極めて高いので、
シュトックハウゼン自身が手掛けたところでそこに到達できたのかはキワドイと思う。
演奏も舞台上のパフォーマンスも、寸分違わぬ精緻さで行われたら、確かにとんでもなく壮大なスケールの作品になると思うが、
そんな公演は、1977年「雅楽版」初演であれ、1979年「洋楽版」初演であれ、それ以後であれ、存在したことはあるのだろうか、、、